私たちを取り巻く状況と事業計画
20/06/22
2022年度(令和4年度)事業方針(案)
◇全体方針
いいじま森の会の目的は、飯島の里山や森林資源を保全・再生して、美しい自然環境を生かしていく活動行うことを基本に、活動を通して交流人口の広がりや地域活性化につながる活動を目的として取り組んでいます。
いいじま森の会の活動フィールドは主に飯島町の町有林である「町民の森」と傘山一帯です。傘山の里山一帯は戦後植林により人工林と化し、ブナなどの広葉樹は里山の稜線上にわずかに残すだけです。しかしこの里山や町民の森は整備再生で新たな活用が期待されています。ひとつは憩いの森として、森のもつ癒し機能を活かした「健康」への取り組みです。もう一つは自然体験活動など森林環境教育としての「教育」への取り組みです。そしてさらには、豊かな自然が誘う魅力を活かした取り組みとして登山・ハイキングなど「観光」に注目しながら活動の幅を広げています。
傘山一帯にはこうした自然や資源の魅力が隠れているところが多いので今後さらに魅力探しをしていきます。これは新たな森の活用スタイルとして「3Kの森」(健康・教育・観光の頭文字K)のあり方として昨今言われているところであります。
いいじま森の会はこうした取り組みをひとつでも活動を広げることで、2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に対して森をとおして実現に向けた取り組みをすすめます。
(注)*SDGs(Sustainable Development Goals)「世界中にある環境問題・差別・人権問題などの課題を世界のみんなで2030年までに解決していこう」という目標課題。
*別紙参考資料;我が国の森林の循環利用とSDGsとの関係。
◇具体的な取り組み課題
1)町民の森の整備・再生など環境整備
①
町民の森や遊歩道の整備
町民の森整備推進協議会の活動を引き継ぎ、環境整備につとめます。
町民の森イベント;『いいじまの森・健康マルシェ』8月11日(山の日:予定)
②
クロモジの保護・育成
ヒノキ林などの下草の雑木であるクロモジは、森林の水源涵養の働きに欠かせません。保護するとともに増殖など育成にとりくみます。
③
森の環境衛生
森の動植物の自然保護に努め、ごみ清掃など環境衛生を整え健康の森をめざします。
・5/30(ゴミゼロ)に合わせ直近に環境整備活動をおこないます。
(5月22日予定)
2)クロモジ商品の開発・販売
①
クロモジ商品の開発・販売
商品が人々の生活活動を支え、飯島産特産品を通して飯島PRをすすめます。
(道の駅販売イベント、会員向けイベントなど)
②
クロモジの価値や有用性を深め、多くの方に知っていただくとともに関係団体と協力してクロモジの可能性を探る。(入浴剤・化粧品・薬膳料理などの食材etc)
3)自然体験、森林セラピー、グリーンツーリズム活動
①
傘山や町民の森の他、町内の自然観光資源を活用した体験企画やガイドなど取り組みます。(オイナンヨ企画への参加、森林学校その他)
②
森林セラピー等森林における健康維持の普及
健康ウォーキングや森林内体操、自然観察療法など体験する
(5/28 町民の森~傘山植物観察ハイキング)(いいじまの森・健康マルシェ)
4)その他の活動
① 協同のまちづくり補助の申請で環境整備と観光PRでまちおこしをすすめます。
② 摺鉢窪避難小屋の再建工事への協力と管理登山の実施。
③
町内イベントと連携した取組や他組織個人など関係した取り組みをすすめます。